日本のエネルギー次の一手 36: マキャベリと孔子—絶対論と自然則

摘要

二〇一一年三月一一日に発生した東日本大震災以降、社会は大きく変わってしまった。日本の過去の歴史を見ると、動と静の繰り返しのように思える。奈良の時代の頃、白村江の戦いの頃の外に向かっていた時代、遺隋使、遣唐使と果敢に挑戦していた日本人は急激に内向きの平安王朝社会に閉じていく。室町末期、世界に進出していた日本人、多くが東南アジアに出向き活躍していた。日本の国内では、ポルトガル人、オランダ人、英国人など多彩な世界人が活動し、社会は躍動し、市民による自治、自由都市まで形成されていた。しかし、秀吉、家康の厳しい締め付けにより社会は急速にしぼhでしまい、管理社会になってしまった。そして明治初期、日本社会は大きくはじけた。自由主義運動が様々な分野に沸き起こり、華やかな時代を築き、社会は輝いていた。しかし、軍事力が社会を蹂躪し、太平洋戦争により一気に豊かな社会はつぶれてしまつた。