CO{sub}2削減に向けた自動車産業の取り組み

摘要

運輸部門のCO{sub}2排出量は，日本全体の約2割を占め，その約9割が自動車交通からの排出である。 その傾向を見ると，2001年度をピークに減少基調となっており，2005年度は2億5700万tと京都議定書目標達成計画の目標である2億5000万t（2010年度）が達成可能な水準にまで減少してきている（図1）。 その主な要因として，自動車燃費の向上，走行量の低下，交通対策等が挙げられる（図2）。 貨物車からのCO{sub}2排出量は1990年代半ばからすでに減少していたが，課題であった乗用車からのCO{sub}2排出量も2001年以降ピークを過ぎ，減少し始めた（図3）。