鉄道博物館の環境保全（京都）

摘要

2016年（平成28年）にリニューアルオープンした京都の鉄道博物館（以下、博物館）はJR 西日本が管理運営する鉄道博物館であり、斬新的なデザインの3階建て建物である。博物館の展示面積は約31，000m~2の広さになっていて日本最大級である。1914年（大正3年）に建設された梅小路機関車館を拡張·改良してリニューアルオープンした博物館は日本における鉄道の歴史と未来への発展を随所に展示しているため子供だけでなく大人にも夢と希望を与えている。博物館の外へ出てみると従来の梅小路蒸気機関車館の伝統を受け継いでいるSL専用の扇形車庫があり、20台も収容できるため日本一の壮大なスケールになっているので圧巻の眺めである。一方、リニューアルオープンした博物館は随所に環境保全対策を実施しているため鉄道業務に加えて環境関係の教育にも寄与している。今回は博物館の鉄道業務と環境保全対策を見学してきたので以下に紹介する。写真1は博物館の正面玄関であり、斬新なデザインになっている。