有機栽培茶づ<り(3)

摘要

この頃よく自分のやってきた事を振り返ってみると、製品を高額で販売するために摘採の時期を決めてたり、茶園管理においても肥培管理を自分の都合でやってしまっていたような気がします。このくらいまでの施肥量ならガスは発生しないだろうとか、このくらいの散水なら土中は酸素不足にはならないだろうとか、この時期に新芽を刈り取れば、茶樹のダメージは少ないだろうとか、ここまでの断根ならと、程度で判断するのではなく、状態を見ずに何日までならと、自身の都合でやったことも何回もあります。そhな場合でも、最初から変わっていないことは茶樹本来の栄養価を保つには、またそれ以上に高めるには何をしたら良いのかということです。いろいろな専門の先生に畑を見てもらい、私が信念をもって管理をしてきたやり方の足りない部分を指摘してもらい、改良を重ねて行動に移してきました。私の信念の一つはリン酸の肥効を高めるための肥せP管理をするとい、つことです。一一つ目は消費者の嗜好に合わせるのではなく自分の地域の気候風土に合ったものを重視し、消費者の皆さhに紹介し、おいしさを発見していただくということです。これには、賛否両論があり、「おまえは商売が下手だ」と言われる所以であります。三つ目は、茶樹の回復を主に考えるということです。これは有機栽培では本当に重要なことです。