アスタキサンチン臆料へマトコツカス藻の大量培養とその応用－荏原実業グループのバイオジェニツク－

摘要

環境機器メーカー荏原実業グループ、バイオジェニツク（株）（本社、東京、石森純夫社長）は、2005年8月より中国、雲両省昆明市にて培養工場＝昆明白鴎微藻技術有限公司（昆明バイオジェニツク）を稼動させ、近年、抗酸化作用が注目されているアスタキサンチンの原料、ヘマトコツカス藻を大量生産している。 アスタキサンチンはβ－カロテンと同じケト、カロテノイドの一種で、自然界にはエビやカニ、オキアミなど甲穀類や、鮭（身肉、イクラ）、鯛（体表面）など主に海の生物に多く含まれる赤橙色の天然色素である。 動物は「アスタキサンチン」を体内で生合成できないため、主に微細藻類や植物によって産生、蓄積されるアスタキサンチンを食物連鎖によって摂取される。 つまり、藻を食べるオキアミやサクラエビの体内に蓄積され、カニや鮭はそれらを朗とすることで、「アスタキサンチン」を摂取している。