技術と管理で利益の出る牛作りを実踐！

摘要

北海道新得町の（有）上田畜産は、昨年の第10回ジェ ネティクス北海道黒毛和種枝肉共励会（（株）北海道 畜産公社道東事業所十勝工場にて開催）で名誉賞と最 優秀賞を受賞した。また平成23年の北海道枝肉共励会 (同事業所で開催）でも和牛の部と交雑種の部で最優 秀賞を受賞、その他の共励会でも入賞をしている実力 のある牧場だ。共励会での入賞が飼養技術の高さを証 明している力、さらにその技術の高さを物語る3つの ボイント力"有）上田畜産にはある。1つは8^51^0.10 以上を出すのは1頭1頭の管理に目が行き届く中小規 摸の農場が有利と言われている中で、黒毛和種^交 雑種，ホルスタイン種の3種併せて4600頭を飼養して いる大規模農場だということ、2つめは導入する素牛 の血統にはこだわらず、4等級になるような価格をす卬 えた子牛を導入していること、そして3つ目は黒毛和 種の配合飼料として交雑種用の配合飼枓を給与してい ることである。成績の良い牛を作るには素牛の素質や 血統の他、飼料の配合や病気の有無、食い止まりなく 順調に育てるなどの飼養技術の面が大きく関わってくる。一見、これらの条件から少し離れているように思 える3つのポイントを、（有）上田畜笙斘まではどのような飼養管理をして良い牛作りに繋げているのだろうか。農場で飼養管理の中心を担つている専務理事の上田朗人さhに黒毛和種の飼養管理について詳しく話を聞いた。