懐かしい未来へ：幸せの経済学と口一カリゼーシ

摘要

ヘレナ.ノーバーグ=ホッジさhは，「懐かしい未来：ラダックから学ぶ（原題：Ancient Futures: Learning from Ladakh)」（55分），「地域から始まる未 来：グローバル経済を超えて（原題：Local Futures: Beyond Global Economy)」(30分)， 「Paradise with Side Effects(副作用のある「天国」）（40分），「The Future of Progress (「進歩」の未来）」（30分）の4つ の映像作品をかって制作している。このうち「懐かしい 未来」と「地域から始まる未来」はNPO法人懐かしい 未来によって日本語版が制作され，日本で2001年から自 主上映会ゃヮ一クショップが行われてきた。最新作「幸せの経済学（原題：Economics of Happiness)J (2010年68分)は，2011年2月に日本で 特別試写会が行われ，いずれも満員になった。ヘレナさ hのメッセージを多くの人が求めていることを感じさせ た。この最新作は，今までの映像作品の経済のグローバ リゼーションの問題と口一カリゼーシヨンという可能性 について広く社会の意識を喚起し，世界の経済政策の根 本的な転換をもたらすために5年の歳月をかけて制作さ れた。ヘレナさhの洞察は1975年から36年間に亘ってヒ マラャの辺境ラダックに維続的に関わってきた体験に基 づいている。今までの映像作品からの引用も盛り込まれ， いわば総集編にあたるとも言える。