酪農家の利益のために受精卵作製に着手: CDBから和牛受精卵を全国へ

摘要

現在、私が勤務する知多大動物病院（CDB)で は、黒毛和種ドナー牛（経産牛18頭、未経産牛16頭) を飼養管理しており、体内受精卵の作製に取り組h でいます。本稿では簡単ではありますが、その概要 について紹介します。当院では、2011年から黒毛和種のドナ一牛を導入 して採卵事業に着手しています。11年といえば、あ の未曾有の被害を出した東日本大震災が発生した年 です。実は、当院のェ藤秀男院長と私は共に岩手県 の出身で、常日頃から「被災した故郷に何らかの形 で協力したい」と考えていました。そhな時です。 ェ藤院長から「岩手からべゴ買って受精卵を採ろう」 という提案があつたのです。