トータルマネージメントをめざして－遠軽地区NOSAIの試み－

摘要

遠軽地区NOSAIは，北海道、道東のオホーツク海沿い網走支庁管内中央に位置（遠軽町，上湧別町，湧別町，佐呂間町）し，乳牛33，600頭をはじめ，約80，000頭（乳牛子牛胎児含む）の加入畜を3診療所（中央，西部，東部家畜診療所），30名の獣医師が担当している。 当組合における牛群検診事業の始まりは，以前より農家ニーズに応えて，個々の獣医師が指導事業（有料，無料）として行ってきたが，平成14年北海道農業共済連合会が，群疾病情報分析管理事業として，各診療所2戸実施（無料）したのをきっかけに，平成15年度より，遠軽地区NOSAI独自の検診方法，検診料金（有料化），使用ソフト統一のために試行期間として開始され，翌16年度には，本格的に組合の新事業として，独自の検診コース，検診料金のもとに，正式に農家に公募，4年目に至っている。