特に家畜診療の発展への貢献

摘要

近代獣医学教育の黎明期に，ヤンソン教師の薫陶 を受けた勝島仙之介教授を始祖とする東京大学家畜 内科学講座の教授は，その後，板垣四郎先生.大越 伸先生と続き，次いで1年間のみ外科の幡谷正明教授が兼任した時期がありました。昭和44年（1969) に，臼井和哉先生が4代目教授に就任しました。多 様性の時代を迎え始めた時期に十分対応できるよう にと，友田勇助教授が病態生化学，本好茂一助教授 が内分泌と代謝病，そして長谷川篤彦助手が感染症 と免疫疾患の研究をそれぞれ推進することによつ て，家畜内科学講座陣の体制は盤石なものになりま した。