中年男性における野菜, 果物, 肉类の摂取と7年間の血压变化との関連

摘要

長期間の血圧変動における食品の役割についての情報は少ない。著者らはChicago Western Electric Studyコホートでの，ベースラインの食品群摂取とその後7年の血圧変化との関連を分析した。 方法　 ChicagoWestern ElectricStudyは，主として冠動脈性心疾患とその前駆体についての長期間にわたる前向き研究である。 1957年にイリノイ州シカゴにあるWesternElectriccompanyで最低2年以上勤務した40～55歳の男性5，397名から無作為に3，102名が抽出され，そのうち2，080名が研究の対象者となることに同意した。 別の27名が予備研究に参加したので，1957年10月～1958年12月の検査に参加した者の総数は2，107名であった。 年1回の健康診断時の最初に，訓練を受けた研究臨床医が，標準水銀血圧計を用いて左腕で血圧を測定した。 1958年には，対象者の11％が高血圧と診断されていると報告し，そのうちの62％が治療を受けていた。 毎年の検査では降庄薬の服用についての詳しい情報がなかったので，今回の解析では服薬を調整しなかった。 食事評価は1回目（1957～1958年）と2回目（1958～1959年）の調査で，1年間隔で2回実施された。 Burkeの食事歴法に基づく標準化面接法と質問票を用いて，2名の栄養士により行われた。ベースラインの栄養素摂取量は，これら2回の調査の平均値とした。 2回目の調査から得られた情報を基にスコアが作成され（摂取程度：0～4スケール），過去28日間の26食品群の摂取程度を示した。 うち6つの食品群（野菜，果物，魚，牛肉.子牛肉.子羊肉，豚肉.ハム.ベーコン，家禽肉）が血圧変化との関連を調べるために選択された。