地域酪農を支え、強固なチームワークで生産地と消費地とを結ぶ「鹿追牛」

摘要

乳用雄肥育牛である「鹿追牛」は、現時点においてブランドの定義はなく、商標登録も取得していない。基本的に鹿追町内の3カ所の肉牛センターで生産され、北海道畜産公社帯広事業所でと畜、加工された乳雄肥育牛を指している。ここでは牛肉ブラ　ンドとしての「鹿追牛」について、－㈱エー　コープ近畿との「産直」の取り組みを主た　る対象としてみていくことにしたい。　「鹿追牛」の生産は、JA鹿追の全面的な　バックアップのもとで設立された①笹川肉　牛センター、②北斗肉牛センター、③然美肉牛センターにおいて生産が集約され、2008年8月31日現在の飼養頭数9407頭、出荷頭数は2150頭である。