特養?老健との連携侵襲性のある検査を希望しない場合，不確実性をどう共有するか？

摘要

不安定な病状，併存疾患をもつ患者への対応は， 1つの問題を解決すればよいわけではなく，相互の かかわりを考えて対応に当たらなければならない. 例えば，「心不全の患者が肺炎を発症して血圧低 下がみられたため補液をしたところ，心不全が悪化 して利尿薬を投与すると腎機能が低下してしまつ た」ということもある.さらに，どのくらいの確率で 有害事象が起こるかわからない不確実な状況で方 針を決めなくてはならない.本稿では，不確実な状 況にどう対応していくかについて述べる.