Samsung SDI、2018年にハンガリーでEV用バッテリー工場を稼働、中国や米国でも増産目指す

摘要

韓国のSamsung SDIが2020年に電動車用バッテリーで世界シェアトップになるという目標を掲げている。世界的な電動車用バッテリーの需要拡大が見込まれる中、目標達成に向けて2016～2020年の5年間で3兆ウォン以上を投資し、韓国の蔚山市·中国の西安市·ハンガリーのGod市を中核とするリチウムイオンバッテリーの生産·供給体制を強化·拡充する。合わせて、正極材調達の安定確保にも取り組む。ハンガリーのGod市で2018年第2四半期に、電動車用バッテリーの新工場を稼働した。欧州における主力工場であるGod工場の年間生産能力はEV5万台分で、バッテリーセル、モジュール、パックを生産する。角型バッテリーに加えて、単独供給契約を締結したJaguar Land Rover向けの円筒型バッテリーの生産も行う予定である。欧州事業では、ドイツのバッテリーサプライヤーBMZグループに2023年までに10億米ドル相当のバッテリーセルを供給することが決まった。