第2章 基本②アナログICやマイコンの性能を引き出す技術 100kΩ以上の高抵抗を使う超低消費OPアンプはわずかpFで発振する

摘要

本稿では低消費タイプのOPアンプで応答性能を確保するときの問題と対策を解説します．CMOS OPアンプの主なメリットは，次のとおりです．·入力バイアス電流がpAオーダと小さい；·消密電流が1μA以下と小さい；·電源電圧近くからグラウンド近くまで最大出力振幅がとれる；·低消費OPアンプを選ぶときは応答スピードに留意する。今では消費電流が1μA以下のCMOS OPアンプも珍しくありませh．消費電流が小さいOPアンプは一般的に応答性能が劣りますので増幅したい信号も考慮します．