食生活の「安全」「便利」支えるプラ容器包装

摘要

食品包装はさまざまな内的·外的ストレスから食品を保護して、品質を 保つたまま生産者から流通業者を経て消費者の手一兀に届くまでのサプライ チエーンで大きな貢献を果たしている。包装に役立つ最先端の技術を開発 し、それを駆使した包装が求められるが、日本は世界で最もプラスチック 容器包装技術が進hだ国といえる。プラスチック包装がなければ現代の食 生活の「安全·安心」「便利」を保つことはできない。近年は包材の高機能 化や減量·減容化、バイオマスプラスチックの利用など環境問題への対応 が強く求められている。海洋のマイクロプラスチック問題などから、ブラ スチック包装見直しの機運が高まつているが、まずは科学的知見に基づく 議論を深めることが求められよう。