キンギヨの全ゲノム解読 阪大蛋白研など国際グループ ロングリードNGSなど使用し成功

摘要

大阪大学蛋白質研究所の大森義裕招へい教授をはじめ、国立遺伝学研究所、愛知県水産試験所、米国立衛生研究所の国際研究グループは、キンギヨの全ゲノム配列の解読に世界で初めて成功した。キンギヨは一般の魚類の約2倍の遺伝子を持ちゲノム構造が複雑で従来、全ゲノム解読が困難だつた。国際研究グループは、最新の長い塩基配列を解析可能なロングリード次世代DNA解析装置(シーケンサー、NGS)や母親由来 の染色体から成る雌性発生キンギヨを用いたことなど工夫を行い解読できた。