BASFなど3社、再生可能原料由来アクリル酸の開発が加速

摘要

BASFと米国の穀物メジャーであるカーギル、デンマークの工業酵素大手であるノボザイムズが数年前から開発を進めている、再生可能原料由来のバイオベースのアクリル酸の開発が加速している。3社は15日、3－ヒドロキシプリオン酸（3－HP）からアクリル酸（AA）および高吸水性樹脂（SAP）を製造することに成功したと発表した。通常、AAは石油由来のプロピレンが主原料。AAから製造されるSAPは乳幼児·大人用紙おむつなどに使用され、新興国を中心に需要が急拡大している。3社は今後、早期のコマーシャルスケール化を目指す。