機能を絞った小型サーモグラフィカメラで加工·成形現場の温度監視を自動化：第31回 フリアーシステムズジャパン

摘要

フリアーシステムズジャパン（東京都品川区、03·6721·6648）は、固定型サーモグラフィカメラによる製造工程の温度監視や品質検査などの自動化を提案している。2016年に発売した「FLIR A65」、「FLIR A35」は、センサ素子の小型化と必要最小限の機能に絞ったことで、低価格と手のひらに乗るサイズを実現した（図1）。A65は1台約90万円、A35は約70 万円。かつては1台数百万円の高価格帯が主だったサーモグラフィカメラ市場。手ごろな小型機種の投入で、新たなユーザーの開拓を図っている。