事例4：全社情報共有システムと生産データの徹底分析による攻めの経営

摘要

㈱半谷製作所（取締役社長半谷眞一郎）は1905 年（明治38年）創業の自動車部品製造企業である。総勢170名の従業員を擁し、愛知県大府市の本社工場、半田市の衣浦工場を2大拠点とし、足回りやボディ部品など多岐にわたる自動車部品を設計開発、金型製作からプレス加工、溶接、塗装、組立てまで一貫した生産体制で製造している（図1）。特に難成形品と呼ばれる「ウルトラハイテン材」、「極薄アルミ材」のプレス塑性加工技術を得意とし、自動車部品の大きな課題である軽量化に大いに貢献している。また、ITシステムで収集した生産実績を徹底分析し、このデータを活用した業務改善、全社ポータルDBシステムにより新規事業·新製品開発など攻めの経営を推進している。