金型の未来を拓く技術者たち 117 設計と仕上げの緊密な連携でコネクター金型の高精度化ニーズに応える

摘要

鈴木は、精密プレス金型や精密射出成形金型の製造技術をベースに、コネクターをはじめとする電子部品の量産や各種自動機器の製造を手がける。金型づくりでは、設計部門と加工·組付け部門の垣根を取り払い、安定量産可能な高精度な金型に仕上げる体制を10年以上前に構築。年々厳しくなる製品精度への要求に連携して応えてきた。プレス金型の組付け·仕上げを担当する森山慎吾さhと設計を担当する袖岡拓さhは、それぞれ入社11年目、8年目の中堅技術者。彼らも職域を越えて意見を交換しながら、お互いの技術·技能を高め合っている。スマートフォン向けから車載向けまでさまざまなコネクターを扱う同社の中で、多様な金型づくりに精通した技術者を目指している。