「今」そして「これから」を常に見据えて

摘要

6重苦とも8重苦とも言われる厳しい状況下で、われわれ中小企業は生き残るために、いや勝ち残るためには何をすべきか。これを本気で考えなければならないときがきたと思っている。そして必ず私たちは手段を見つけだしさらなる成長を遂げると信じている。とはいえ、中小企業を取り巻く事業環境変化は近年想像以上に激しいものであり、今後の予測など不可能な状態となっている。当社の出荷製品および出荷先においても変化が激しい。産業構造の変化が急激に加速していると実感する。2011年の東日本大震災や超円高などの影響も大きいが、それ以前の100年に一度と言われたリー·マン·ショックが事の発端であると考える。では当社がどのようにしてリーマン·ショックを乗り越えることができたのか、そして現状をどのように踏まえ、戦略を立てているのかを、私の視点ではあるが紹介したい。