今後20年は安泰のベトナム需要

摘要

ベトサム鉄鋼業を取り巻く環境について。2017年の鉄鋼需要は2140万トン。そのうち鉄筋·線材などの建設用鋼材需要は1120万トンで、当社シェアは8％程度。日本の小棒需要が1千万トンを超えたのは1970年初めで、現在のべトサムの1人当たりGDPも日本の同時期に当たり、人口伸び率を考慮すると、日本がボブル崩壊直後の1990年初めにピークを迎えるまでの20年成長し続けたことを考え合わせれば、ベトサムも同様に需要は伸びていくと考える。昨年、圧延生産量はフル生産に近かったが、更なる増産とOEMなどによる拡販で、伸びる需要を如何に捕捉するかが今後の課題の1つである。