(14077)「Dシリーズの供給は従来通り」（三善氏）/「相互理解は対等の精神が必要」（義村氏）

摘要

日新製鋼と日本金属工業は、両社の経営統合によって目指す目標について①両社の最終製品の特性と生産ラインの特性を踏まえ、両社の強みを最大限活用した最適な生産体制の組み合わせの構築、効率的な設備投資の実現による圧倒的な競争力の実現②紐付きを得意とする日新と店売り市場で定評のある日金工といった両社の販売体制·販売網の組み合わせで需要家のニーズへの幅広い対応、ブランド価値の向上をはかる③両社の経営資源を最大限活用し、需要家に喜ばれる商品の開発と提供④原料購入面において統合によるボリューム増加のメリット享受⑤両社の海外ネットワークを清かして伸長する海外市場の需要を捕捉、需要家のグローバル化の進展と海外生産への移行に対応－を掲げた。15日の会見では、この目標について、そして共同持ち株会社を設立という統合の方法、さらには新日鉄住金ステンレス（NSSC）との今後の関係などについて質問が集中した。まず、テーマごとに質疑を要約する。－規模の拡大についての考え方は。今後のアライアンスは。