消えない石油市場の先高感石連会長がコスト負担増を懸念

摘要

「世界的には原油需給が必ずしも逼迫しているわけではない。 一つはアメリカの精製能力不足、もう一つは先物市場のマネーゲームによって需給の実態以上に価格が上昇しているのが現状」。 石油連盟の渡文明会長は7月13日の定例記者会見で最近の原油高についてこうコメントした。 「精製能力不足のアメリカをハリケーンが襲い、メキシコ湾の製油所の操業がストップしたため、ガソリン先物が高騰、それにつられて原油も上がるマネーゲームが横行」しているのである。