人間の情報処理モデルによる思考で金融の「情報爆発」に立ち向かう

摘要

市場参加者や金融商品、Web上の金融関連情報が爆発的に増加する中、そうした情報をいかに処理するかは金融機関にとって大きな課題だ。 この課題に対する多くの示唆が得られるのが、人間の情報処理プロセスである。 人間は、多様な外部情報を知覚·認知·記憶/学習しながら、行動を起こして外部に影響を与えている。 生物が長い進化の過程を経た情報処理モデルだけに、こうしたプロセスにおける課題から、金融機関がとるベき情報爆発への対策のあり方が見えてくるはずだ。