カタールLNGプラントで事故スエズ以東LPカス市場はタイト化へ

摘要

LPガス国際市場は引き続く原油市況の下落傾向を反映して軟化が進hでいたが、6月入りと共に少し様相が変わってきた。主要各市場いずれも前週比数ドル～10数ドルの下げとなっていたが、カタールのLNGプラント事故の影響が広がり、反騰に転じた。原油WTIは65ドル／bblを巡る展開。サウジのムハンマド皇太子が狙撃されたとの情報やベネズエラ·イランの原油減産の行方など不確定要因がある中、投機筋の買い越し減が続いている。LPガス市場の需給面はベースでは不需要期軟化が進hでいるが、7月中東市場がややタイト化するとの予測が支配的になってきた。原油市場ジリ安市況との綱引きが続くものとみられる。