対照的な経過をたどった胃壁外発育型gastrointestinal stromal tumorの2例

摘要

Gastrointestinal stromal tumor(GIST)は消化管に発生する間葉系腫瘍で,近年本疾患の病態解明の進展とともにその報告が増えている.今回われわれは,対照的な臨床経過をたどった2例のGIST例(ともにuncommitted typeのGISTと病理診断された症例. 1例目は腹膜播種のため術後7カ月目に再発腫瘍死し, 2例日は術後2年10カ月を経て無再発生存中)を経験したので報告する.