バンクーバーオリンピックに帯同して

摘要

氷と雪の祭典，第21回オリンピック冬季大会（2010バンクーバー）は，2月12日の開会式で幕を上げ，28日の閉会式で幕を閉じた．今回は，スピードスケート男子500mでの銀メダル（長島圭一郎選手）と銅メダル（加藤条治選手）に始まり，フィギュアスケート男子シングルでの銅メダル（高橋大輔選手），フィギュアスケート女子シングルでの銀メダル（浅田真央選手），そしてスピードスケート女子チームパシュートでの銀メダル（田畑其紀，穂積雅子，小平奈緒選手）へとつながった．その感動と興奮の映像は，まだ脳裏に焼き付いている．私も日本選手団の本部ドクターとして今回のチームジャパンに加わり，感激を共有することができた．なお本部メディカルスタッフは，他に医師2名，トレーナー1名の計4名で，団体競技には医師2名およびトレーナー18名が帯同した．