ビブルナム「スノーボール」の早期促成における低温処理による開花観効果

摘要

ビブルナム「スノーボール」は低木性の落葉樹であり、切り枝は飾花用めとして、から需要が増加している。本種は山形平坦部において、自然条件下では5月上旬から中旬にかけて開花する。これまで、山形県における自然低温遭遇による実用的な促成開始の前進限は1月上中旬であり、開花は2月下旬からとなることを明らかにした(参照：本誌第64巻12号、2009)。また、促成栽培では、日平均気温8 deg C以下の低温遭遇程度が到花日数や切り枝品質との関係で重要であることが示唆された。そこで、ビブルナム「スノーボール」の開花期をさらに前進させることを目的に、コンテナ栽を供試し、秋期の低温処理の温度と期間が萌芽、,開花および切り枝品質に及ぼす袒-響について調査した。