栽培技術と生理生態的特性との関わり: (2) 定植と苗の活着

摘要

宙の活着とは、定植後の苗が根付くことである。 水稲では、移植後の乾物重量が急激な上昇を開始するまでの期間（日数）を活着期間（活着日数）と呼hでいる。 ここでは、定植後の宙が急激に生長を開始するまでの期間を活着期間として述べる（図1）。 ネギの宙は、地床育苗の大西、ペーパーポット育苗やセル成型育苗の小西の2つに大別される。 当然のことながら、両者では活着期間（活着の特性）が異なる。 この活着期間には、苗質、断板の程度、環境要因などが影響する。