特集リチウムイオン電池（材料）と新エネルギー関連技術角度可変システムによる積雪時の太陽光発電効率向上

摘要

2012年7月から開始した固定価格買取制度により，太陽光発電システムの拡大が進み，今後もさらに導入が進むと考えられる。しかしながら，現状の太陽光発電の発電コストは他の電源に比べて割高であることに加え，太陽光発電システムに適した平坦地への導入余地が減少していることを鑑みると，太陽光発電の適用土地の拡大が必要である。従来，多雪地域は太陽光発電に不適とされてきた一方で，雪面の太陽光反射は太陽光発電量増加に寄与すると報告があり，積雪は特有の問題を解決することで導入拡大の候補地となる。