『 〝先憂後楽″ で常に先手を、世界一の追求で成長実現』

摘要

今年の世界経済をどのように見ておられるか。金川 現在の景気は比較的緩やかに好転しています。景気が急速 に上向くと、その反動が生じてしまいますが、現在は事業を進めや すい環境です。また、米国のトランプ大統領は "米国第一"を標通榜し、巨額のインフラ投資を計画していますが、当社の米国子会社であるシンテックにとつて、こうした動きは大きな追い風になります。これまでは新興国でのインフラ投資が塩ビの世界需要をけん引して きましたが、米国がインフラ投資を拡大することになれば、米国に 生産拠点を有するシンテックにとつてこれほど良いことはありませ ん。こうした良い風が吹いている時は、素直にその風に乗りながら 利益を拡大していくことが将来のためにもなります。景気が悪い時 でもしっかりと利益を上げていくことが私たちの使命ですが、景気の良い時に先手を打って将来を見据えた様々な施策を進めておくことが重要です。