主要排出国16カ国　2050年に世界で半減支持日米欧の先進国と中印等の新興国　溝埋まらず新興国　先進国の共通だが差異ある責任求める世界で排出される温室効果ガスの80%を占める日米欧の「先進国」と中印など「新興国」の主要排出国16カ国の首脳は、北海道洞爺湖サミット（7月7～9日）で初めて一堂に会し、地球温暖化問題を協議する主要排出国会合（MEM）を開いた。MEMの首脳宣言は、《排出削減の世界全体の長期目標を含むビジョンの共有を支持、国連交渉で世界全体の排出量削減について、長期目標を採択する

摘要

世界で排出される温室効果ガスの80%を占める日米欧の「先進国」と中印など「新興国」の主要排rn出国16カ国の首脳は、北海道洞爺湖サミット（7月7～9日）で初めて－堂に会し、地球温暖化問題rnを協議する主要排出国会合（MEM）を開いた。MEMの首脳宣言は、《排出削減の世界全体の長期rn目標を含むビジョンの共有を支持、国連交渉で世界全体の排出量削減について、長期目標を採択するrnことが望ましい》と、数値目標も入らない、意味の分かりにくい文言が盛り込まれた。先進国と新興rn国の溝の深さを象徴する合意文ともいえ、ポスト京都議定書の枠組みを決める来年の国連交渉の会議rn（COP15）へ向け、課題を残した。