セブスケール：高速マイクロバランス法による脂性肌の直接的定量法

摘要

背景：現在用いられている皮脂分泌量の測定法は間接的なもので主として光度測定の手法が用いられている。これらは皮膚にガラスや樹脂製フイルム等の電極を30秒程押し付け，その際フイルムに染み込んだ皮脂がもたらす光学的な伝導（透過度）をもとに皮脂量を換算するものである。新たに測定時間が短く，皮脂分泌量を従来の任意による値ではなくマイクログラムの絶対値で表示できる機器の開発を検討した。