狙い通りの機能を実現するために－ロジック回路設計の手ほどき：第5回 フリップフロップに入力する信号源を書く

摘要

前回（2006年9月号）は，Dフリップフロップのハードウェア記述を行いました．さっそくシミュレーションして動作波形を見てみましたが，入出力とも不定で，動いていませんでした．その理由は信号源がなかったからです．ハードウェア記述のロジック回路を動作させるには，信号源や測定器にあたるテスト·ベンチが必要です．今回はそのテスト·ベンチを書いてみましょう．話を簡単にするために，ハードウェア記述と同じソース·ファイルにテスト·ベンチも書き込んでしまいます．また，測定器にあたる記述は省き，シミュレータの表示機能を利用して，動作を確認します．