現行TBタイヤのチェックポイント③更生タイヤとサービス

摘要

摩耗したタイヤのトレッドを加工して、再びトラック·バスに活用する「更生（再生）タイヤ」は以前から利用されていたが、リサイクル·リユースへの注目度が高まるにつれて俄然関心を集めるようになってきた。TB用で「リトレッドタイヤ」等と呼ばれるものがそれだ。台タイヤ（ベースとなる使用済みタイヤ）をリトレッドするには、予め加硫してあるトレッドゴム（プレキュアトレッド·タイヤの溝が付いている）を貼付し、加硫缶の中で接着する「プレキュア方式」と、溝のない未加硫のトレッドゴムを貼り付け、金型（モールド）に入れて加硫し溝を付ける「リモールド方式」の2方式がある。プレキュア方式は長時間低温で加硫するのでコールドタイプ、リモールド方式は高温で加硫するのでホットタイプと呼ばれることもある。