第82回シンポジウム「自動車用アルミニウムボディーシート材の最前線」

摘要

1997年に京都で開催された地球温暖化対策会議を契機に，地球環境保護の観点から二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を削減する対策が進められています。 自動車の排気ガス規制の強化に対しても，燃費効率の向上や車両重量の軽減，燃料電池やバイオエタノールなどの代替動力源の開発が行われ，中長期的なエネルギー基盤技術の確立が急務となっています。そこで本シンポジウムでは，現在国内の自動車1台当たり約150kgが使用されているアルミニウム材料を，さらにドアやフェンダなどのボディシート材として広く使用するための方策を各分野の専門家の方から解説頂きます。 アルミニウムボディシート材の熱処理や成形加工，接合に関する最新の技術動向に加えて，鋼板の現状ならびに今後についても講演頂き，自動車のアルミニウム化についてボディシート材に的を絞って討議を行う予定です。 多数のご参加を頂きますよう，ご案内致します。