米国におけるポンプ·シールライフサイクルコスト削減に関する最近の試み

摘要

本書は、2001年3月にテキサスA＆M大学にて開催された第18回ポンプユーザシンポジウムにおいて、Mr. M. Fontaine氏、Ms. E. Haflich氏が報告した米国精油所におけるポンプシールのライフサイクルコスト削減に関する先進的な試みについての抄訳である。 講演内容はシールのメンテナンス作業を技術力、サービス力のある大メーカに一括委託契約することによる経済的メリットを、ユーザとメーカが共同で実例で示したものである。 原著者のMr. M. Fontaine氏はExxon Mobil社にてユーザ側の立場で、またMs. E. Haflich氏はFlowserve社にてサプライヤーの立場で、当該プロジェクトに直接携わっていた関係で、その報告は実績データに基づく詳細なものであり、我が国で同様な試みをす鳥場合にも非常に参考になるものと考える。