三菱ガス化、上海でPC樹脂·コンパウンド一貫生産～2012年春稼働

摘要

三菱ガス化学は、中国·上海郊外の上海化学工業区でPC（ポリカーボネート）樹脂から同コンパウンドまでの一買生産拠点を構築すると発表した。界面重合法による年産8万トンのPC樹脂設備と増粒設備（年産6万トン）、コンパウンド設備（同2万8,000トン）を新設するほか、技術支援センターも併設する。総投資額は300億円。稼働開始は生産設備が2012年4月、テクニカルセンターが2011年8月の予定で、2013年にはPC樹脂の生産能力を10万トンに増強する計画。同社は4月に始動した3カ年の新中期経営計画でPC樹脂事業をコア事業の一つと位置付けている。今後も内需拡大が見込める中国で生産体制を整え、さらなる事業拡大を図る。