疎水性有機物とシリカの複合を可能に産総研·関西センター開発の非水ゾルーゲル法

摘要

金属アルコキシドなどの金属有機化合物から金属酸化物を作製するゾルーゲル法では、アルコキシドを加水分解するために原料系に水が加えられるが、水の代わりに無水酢酸などの液状酸無水物を使用する"非水ゾルーゲル法"と言える新しいプロセスが産業技術総合研究所関西センターで開発された。 非水ゾルーゲル法では原料糸に水に難溶性、不安定性の有機化合物を共存させることができる。 この利点を応用して、エポキシ樹脂·シリカハイブリッド材料やステロイドホルモン認識機能を有する多孔質シリカが合成されている。