サウジの海水淡水化設備に採用東洋紡の逆浸透膜モジュール

摘要

東洋紡はこのほど、サウジアラビア王国ラーピグ地区（紅海沿岸）に建設される海水淡水化設備に、同社の逆浸透膜モジュール「ホロセップ」が採用されたと発表した。 この淡水化設備は、2005年8月に三菱重工業が丸紅、日揮、伊藤忠商事などの企業連合（住友化学とサウジアラビア国営石油会社であるサウジアラムコ社の合弁会社、ラーピグ·リファイニング·アントベトロケミカル社へ電力·水·蒸気の供給が目的）と正式契約を取り交わして建設するもので、海水淡水化能力は逆浸透膜法としては現在建設中のものも含めて中東湾岸諸国において最大のもので、ホロセップは海水から日量20．5万m~3の淡水を生産する。