コスト反落に揺らぐSS業界マージン防衛に懸命の取組みも

摘要

9月に入り，原油市況は続落，為替相場は円安と逆行する動きをみせながらも，原油安が勝る展開となって，元売仕切は第2週以降値下がりの方向へ動いている。末端市場はといえば，160円台のガソリン高値と，西日本を中心とする記録的な豪雨，天候不順の影響で，夏場商戦が壊滅的打撃を受け，それが市況にも影響する形で，ガソリンの末端市況は8月後半からジリ安過程を辿った。9月にはエリアごとに市況修復の動きもみられたが，元売仕切の裏づけもなく，また油外を含む販売不振が続く中でSSはマージン，数量両面で苦戦を強いられている。