スマートフォン＆タブレットを活用した物流見える化～青果仲卸物流センターのシステム導入事例

摘要

物流現場から、迅速／高速な取引への対応、時間厳守、高い品質、トレーサビリティなど現状課題として多くの要求が寄せられている。これら要求に運用の見直しや、自動化／機械化、部分的なシステム化などで都度対応しているのは多くの現場の現状である。しかしながら属人化の進行を回避できず、現行システムの限界を感じている現場責任者は少なくない。そこでスマートフォンやタブレット端末（以下スマートデバイスという）の特徴を活かし、物流全体の最適化の実現に向けた動きが近時急速に進展している。本稿ではその一つの事例を紹介することとする（写真1）。