畦畔表土削り取り機の開発

摘要

畦畔表土削り取りに関しても，求められる性能は，法面表土削り取りと同様である。高い除染効果を確保し汚染排土量削減のために，表土削り取り深さを高い精度で管理できること。作業時間の短縮目的に天面及び側面の2両の表層の削り取りを一工程で行い，排土も列を形成して集土し易くすることの二点が求められる。これに加え，草生畦畔の残留濃度は他の部分に比較し高い一方で，圃場所有権の境界線で且つ水管理の砦である畦畔は，削り量が多いと畦畔の崩壊や境界線に関する静いにもつながるという懸念もある。この為，法面よりも更に高い精度で最小限の削り取り量を管理する必要がある。これら要求事項を満足すべく，ササキコーポレーション製畦塗り機をベースに「畦畔表土削り取り機」を開発した。