全電動マイクロパーツ専用射出成形機

摘要

近年、プラスチック成形市場では、携帯電話、ノートパソコン、デジタルカメラなどの小型モバイル機器の急激な普及により、高精度化·小型化·薄肉化されたマイクロパーツの需要が高まっている。 生産現場においては、これらの部品の歩留まりを向上させるため、従来の多数個取りから少数個取り成形へ生産形態をシフトしてきた。 また、それに対応する成形機の価格は取り数削減故に、低価格化が求められ、各成形機メーカは機能·性能を絞り込んだマイクロパーツ用の超小型成形機で対応してきた。しかし、金型の性能向上と部品需要の増加により、市場要求は高生産性を重視する声に変化しつつある。部品の要求精度の高度化と合わさって、高機能·高性能な超小型成形機が求められるようになってきた。 当社においては2001（平成13）年から、ハイサイクル·精密安定成形性·高信頼性を特長とした全電動成形機「SE-Dシリーズ」（型締力170～1,760kNまでの7機種）を販売してきた。今回、このような市場要求の変化に対応するため、「SE-Dシリーズ」の特長を受け継ぐと共に、マイクロパーツ特有の成形アプリケーションを標準仕様に組み込んだ超小型機「SE7M」を新機種としてりリースした。