「ものづくり名人」が語る常識を打ち破るアイデアの発想法：開発番号15移動ゲートによるスクランブル射出（2）

摘要

射出成形に必ず伴うウェルドライン（ウェルド）がある。樹脂特性を失うやっかいな問題でもある。ウェルドのメカニズムを噛み砕いて説明するとこうだ。ゲートロから射出された樹脂は押し切りなど、障害物にょり分離、もしくは流量の劫等、不均等を経て最終的に再び「合流」する。すべての射出成形製品はこの製造プロセスを経て生産されている。合流するとき、双方の樹脂温度、流動速度、流動圧力は限りなく同一であり、合流面には必然的に合流線が入る。これがウェルドだ。