〔事例6〕自動3次元CAMソフトウェア「WorkNC」をコアとした最適加工データ生成プロセスの構築

摘要

このような加工データを生成するプロセスにインテリジェントなデジタルツールを組み合わせるだけでは、アジアを中心とした新興国を相手に差別化が図りづらくなってきている。以前のように習熟したスキルがなくても市販されているCAD/CAMツールを導入すれば、高精度な加工データの作成や一定水準の切削加工が可能になってきているからである。このような状況下において、日本の金型メーカー、機械加工メーカーがこれから取り組むべき次のテーマは、「デジタルプロセスのCentralize－セントラライズ運用」であると当社は考える。この「セントラライズ」によって、インテリジェントなデジタルエンジニアリングツールが効率的に連動し、タスクや設計·製造関連情報の滞留やロスを最小限に抑え、コミュニケーションレベルを最大に上げていくことができるようになる。今回は、そのセントラライズを実現するために有効な加工データ生成ツール、加工データ品質最適化／シミュレーションツールと、その連携の仕組みを紹介する。