早口音声聴取における単語親密度と学習効果の検討

摘要

総務省の調査［1］によるとパソコン利用者数は6601万人と類推される。 視覚障害者の中にもパソコン利用者は普及しており、約30．1万人いる18歳以上の視覚障害者［2］の中で、パソコンを利用している人は約1万5千人［3］と類推される。 一方視覚障害者の中で点字を読むことができる人はわずか10％［4］である。 平成14年度の調査では、障害の原因となった眼疾患は、1位が緑内障の24．6％、2位が糖尿病網膜症の20小2％［3］と続き、後天性素因が多い。 音声で読み上げるスクリーンリーダーは中途失明者にとって学習しやすいと言える.