食欲の秋、脂のとり過ぎにはご注意を

摘要

肥満とは、脂肪が体重に占める割合（体脂肪率）が高くなり（男性二〇％、女性三〇％以上）、体重が増加すること。 生酒習慣病を引き起こすだけでなく、膝や腰を痛めたり、睡眠時無呼吸症候群や胆石症などあらゆる疾患に関係する。 肥満になる原因の仙つとして、総エネルギー摂取量に占める脂肪エネルギー比率（適正比率は二五％が上限）の増加が問題となっている。 平成十三年三月に厚生労働省が発表した「平成十一年国民栄養調査結果の概要」（調査は平成十一年十山月に実施）では、二十～四十代の男性と二十～五十代の女性の脂肪エネルギー比率が高くなっていた。 《男性》二十代二七、三％、三十代二六、七％、四十代二五、八％《女性》二十代二九二山％、三十代二八、山％、四十代二八、一％、五十代二六、二％。 日本人の多くが豊かな食生活を送れるようになり、摂取エネルギーの総量はほぼ適正であるが、肥満の要因となる脂肪エネルギーの摂取量が多いのが問題である。